社会を支える仕事に魅かれて。
学生時代は、「社会を支える仕事」を軸に就職活動をしていました。また、当時は世界的な金融危機を発端に世の中は一気に不景気に陥っていたため、不況にも負けず今後10年間成長し続ける業界を探していました。そんな中、ある日スマートフォンに目がとまり、半導体に興味を抱いたことがアドバンテストを知るきっかけとなりました。半導体試験装置メーカーであるアドバンテストは、業界のなかでも縁の下の力持ち的存在です。「社会を支える仕事」でありながら、将来性もあると感じ入社を決めました。
入社後、研修を経て群馬R&Dセンタの総務部門に配属されることとなったのですが、配属直前に東日本大震災が起きました。そのため、配属後は、震災対応に明け暮れる日々でした。特に、電力の使用を制限される中、いかにして事業を継続させられるか検討し対応していきました。こうしたなかで、総務として気づいたことがあります。それは、これまでにない未曾有の災害にも対応できる危機管理力が必要だということ。そうした気づきは、その後の防災危機管理ルールの策定や、建物や設備を管理するファシリティマネジメントへと活かされていきました。