お客様と一緒にシステムを作り上げる
「喜び」が成長を促す 05

システム開発

工学部情報工学科卒 | 2011年入社

※本内容は2019年11月取材時のものです。

アドバンテストに入社を決めた
理由を教えてください。

Question-1

学生時代は半導体を研究していたので、就職活動の志望業界は半導体業界をターゲットに絞っていました。半導体は、自動車や家電、パソコンなど私たちの生活に欠かせない製品に用いられているので、半導体業界で仕事をすることは社会貢献にもつながると考えていたのです。半導体自体を製作する企業も検討していましたが、携われる製品が限定されてしまうより、メーカーを超えてさまざまな半導体に携われる半導体製造装置業界を選びました。そんな中でアドバンテストへの入社を決意したのは、「先端技術を先端で支える」という当社の経営理念に強く惹かれたからです。

現在の仕事について
教えてください。

Question-2

私が所属するBIプロダクトユニット第1開発部は、メモリ・バーンイン・テストシステムのシステム全体を取りまとめる部署です。お客様からのご要望をくみ取り、全体の動きや安全性などを考えながら製品開発を行う役割を担っており、開発の中では一番お客様に近い部署となります。その中で私は、お客様の要求を満たすためのボードやFPGAの設計、動作確認のためのプログラム設計などを行い、電気回路からデジタル回路、ソフトウェアまで幅広く担当しています。

仕事のやりがいや魅力について
教えてください。

Question-3

当社の製品は、その時々の社内の最先端技術の粋を集めたものです。そのため、技術と技術を取り持ったり、ソフトとハードの両面に渡って知識と技術を習得する必要があり、覚えることは多岐に渡ります。そこが、この仕事の難しいところであり、面白いところでもあります。
お客様からのご要望が明確でないものも多々あります。まだ企画段階で形もない状態から計画が進むことも珍しくなく、「どんな半導体を測定したいのか」「お客様の仕事環境がどうなっているのか」「機器を扱う従業員のスキルはどの程度なのか」など、お客様と一つひとつ検討しながら社内の関連部署とも折衝を重ねていくため、営業やコンサルタント的な働きも求められます。
仕事で一番うれしいのは、システムでも回路でも、プログラムでも、自分が開発、設計に携わった“モノ”が実際に動いた瞬間です。テスタはさまざまな部署の協力があってこそ組み上がる製品なので、完成したときの喜びは格別です。他部署の方が気持ちよく働けるように、細かい部分まで配慮してプロジェクトを動かしている先輩方の姿を見ると「さすが!」と思わされることが多く、自分も早く先輩のようになりたいと決意を新たにしています。

印象に残っているエピソードを
教えてください。

Question-4

製造現場での新人研修が印象に残っています。学生時代は「ソフトウェア開発=自分が開発したいものを開発する」という視点しか持っていなかったのですが、実際に製造現場を見て、そこでの業務を体験したことで、より広い視野を持ち、作りやすい設計をしなくてはいけないという意識が芽生えました。
また、初めてボード設計をしたときのことも忘れられない出来事です。当初は、電気回路の知見が十分でなかったため失敗ばかりで、その原因にたどり着くまで3週間かかったこともありました。上司や先輩に電気回路の知識や技術、回路に使用する部品選定の仕方などを教えてもらいながら、なんとか設計を完了させることができました。この時に得た知見は今の仕事に大いに役に立っており、技術者として成長できたエピソードだと思っています。

今後の目標と学生のみなさんへの
メッセージをお願いします。

Question-5

その日に感じた疑問はその日に解決するように心掛け、それを備忘録に記録しています。自分が疑問に思ったこと、つまずいたこと、失敗したことを記録することが、次のステップアップに役立つと思うからです。単に知識を取り込むのではなく、もっともっと「この機能を実現するために何が必要なのか」を論理的に考えて、お客様が喜んでくれるモノを作っていきたいと思っています。
まだ上司や先輩のサポートを受けることも多いのですが、これからは後輩の指導をする立場になるので、今以上に製品の知識や技術的な知識も深めたいと思っています。
アドバンテストには、自分が「やりたい」という意思を示せば挑戦を後押ししてくれる風土があり、技術者としての自負心を持って仕事に取り組める会社です。就職活動中は結果が出ずに落ち込むこともあるかと思いますが、その経験が役に立つ日はきっとやってきますので、自分の目標に向かって前を向いて歩いてください。
ADVANTEST CORPORATION RECRUIT SITE