先端デバイスの先をいく
技術力に惹かれて。
大学で半導体の勉強をしていた私が、大学院に進学するより社会に出たいと思うようになったのは、早く経験値を積むことができると考えたからでした。電気メーカーや半導体関連企業など、30社ほどエントリーした中にアドバンテストが入っていたのは、大学でアドバンテストの計測器に触れていた経験があったからです。
「先端技術を先端で支える」という経営理念に共感するとともに、試験装置にも魅力を感じました。「最先端デバイスを試験するにはそれを上回るレベルのテスタが必要だと考えると、かなり高い技術力があるのだろう。その上、シェアトップでもある。ここは、世界で戦える企業だ」と直感したのです。
そして、電気系エンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。試験装置のインタフェース基板設計者として、デバイスの仕様を読み解き、設計、検査、製造までの全体の工程を見ていました。私なりのこだわりは、時間効率の良いモノづくりやコスト削減、設計環境の改善でした。そんな日々を過ごす中、米国駐在の話が舞い込んできたのです。