財務の視点で
半導体産業の未来を予測し、
アドバンテストを支える 16

経理

グローバル教養学部グローバル教養学科卒 | 2014年入社

※本内容は2019年11月取材時のものです。

アドバンテストに入社を決めた
理由を教えてください。

Question-1

実は、就職活動を始める前までは、半導体の知識もほとんどなく、半導体をテストするビジネスがあることも知りませんでした。そんな私がアドバンテストを選んだきっかけは、スマートフォンをはじめとする家電製品や自動車など、私たちの生活を支えている多くの製品に半導体が用いられているという事実を知り、興味を覚えたからです。もともと「何らかの技術で世界一の企業で働きたい」という気持ちは強く持っており、半導体テストシステムの分野において、世界トップクラスのシェアを誇る当社は、自分の志向にピッタリでした。また会社説明会や面談を通し、お会いした先輩社員がひとりの就活生に過ぎない自分に親身になって対応してくれたことも、入社の決め手になりました。

現在の仕事のやりがいや
魅力について教えてください。

Question-2

現在、私は経理部財務課に所属し、グループ全体のキャッシュ状況の把握、資金繰り(振替、運用、調達、貸付借入含む)、為替管理、現物管理、支払配当などを担当しています。
配属当初は国内の運用、調達、貸付借入といった資金繰りを担当しました。最初は分からないことだらけだったので、先輩に一つひとつ教えてもらいながら、仕事のやり方を覚えていきました。資金繰りとは、会社の血液ともいえる現金や預金などの増減を管理して、資金がなくならないように調整すること。一見安泰に見えた大手企業が、資金繰りの失敗で倒産の危機に陥ることもあり、会社の土台を支えているといっても過言ではありません。それだけプレッシャーの大きい仕事ですので、新人時代はミスがなかったのか不安になり夜中に目を覚ましたことも何度かありました。だからこそ、自分の思った通りに滞りなく資金繰りができたときの達成感は格別です。何の知識も経験もなく飛び込んだ経理財務の世界ですが、経験を重ねるごとに、仕事の奥深さが分かるようになり、仕事が面白くなってきました。

印象に残っているエピソードを
教えてください。

Question-3

入社5年目から本社に加えて台湾、中国、マレーシアといった国外の関連会社の資金繰りを担当するようになりました。それぞれの国独自の規制や商習慣を把握するのは非常に大変で、日本の金融機関が休日でも海外の金融機関は営業日ということもあり、慣れるまでは戸惑いました。また担当する会社も増え、送金などのスケジュールやフローを細かく考えたり、一筋縄でいかなかったりすることも多いのですが、問題なく業務を完了できたときは大きな達成感を味わえます。
中国を筆頭にアジア諸国は金融政策が変わることが多く、その情報をいち早くキャッチすること、対策を事前に練ることが非常に重要です。それには現地法人の経理スタッフはもちろん、銀行とのリレーションシップの構築が欠かせません。最近ではアメリカのドナルド・トランプ大統領の発言により、為替相場が著しく変動することも少なくありませんので、大統領のTwitterをフォローするなど、その発言や動向を必ずチェックするようになりました。

今後の目標について
教えてください。

Question-4

今年、新人時代からお世話になっていた上司が異動し、財務課の連続在籍年数では一番の古株になったことで、財務課全体の底上げも意識するようになりました。そのために意識しているのが、課員への積極的なフォロー。私自身が新人時代、先輩にフォローしていただいていたように、ただ質問に答えるのではなく、ヒントを出して自分自身で答えを導けるようなフォローを意識しています。時間に追われてついつい余計に手を出してしまうこともあり、まだまだ教える立場としては、かつての上司や先輩たちには及びません。チャンスがあれば、いつかは財務とは違う部署にも挑戦したいと思っていますが、直近に控えているシンガポール、フィリピン、韓国の資金繰りの引継ぎをまずは完了させるのが当面の目標です。

学生のみなさんへの
メッセージをお願いします。

Question-5

就職活動中の学生の皆さんは、大変なことが多いと思います。私自身の経験で言うと、自分が大切にしたい軸を決めて、その軸がブレないように「就職四季報」で、会社のデータ、仕事内容、福利厚生制度を徹底的に分析した上で企業選びをしていました。軸がブレた上で企業を選んでしまうと、就職後の後悔につながりかねません。私のやり方が全面的に正しいとは思いませんが、企業選びに悩んでいる方はぜひ試してみてください。
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