最先端のテクノロジーを用いて
アドバンテストをさらなる高みへ 17

ITソリューション
VP of Information Technology

Graduate School of
Business Administration修了 | 1990年入社

※本内容は2019年11月取材時のものです。

アドバンテストに入社を決めた
理由を教えてください。

Question-1

私は、1990年にミュンヘン大学で経営学の修士号を取得した後、就職活動を始めました。当初からハイテク産業市場での就業を志望し、ドイツのハイテク産業企業に応募していたのですが、そのとき偶然Advantest Europe GmbHの当時の管理部門のディレクターに会う機会を得られたのです。そこで、アドバンテストがATE半導体テスト業界の世界的リーダーであることを知り、強い興味を抱き、営業管理チームの職種に応募しました。選考過程でAdvantest Europe GmbHや社員の雰囲気などを詳しく知るにつれて、「ここで働きたい」という思いが強くなり、入社を決めました。フラットな階層、物事の決定の速さ、市場の変化に対して迅速に対応できる社風であったことも大きな決め手となりました。

現在の仕事について
教えてください。

Question-2

当社IT部門の主な役割は、最新の技術とツールを適用することにより、ビジネスの関係者と当社の中期目標とグランドデザインを積極的にサポートすることです。具体的には、ビジネスプロセスの効率の改善、ビジネスアプリケーションの改善、アドバンテスト全体でのアプリケーション数の最小化と標準化などの施策を積極的に行い、企業コストの削減に努めています。また、新しいデジタルビジネス変革の開発を行うことで、収益の増加に貢献することも重要なミッションです。

部門責任者として
ご自身が担っている役割を
教えてください。

Question-3

IT責任者として、全拠点のアドバンテストのIT活動全体を担当しており、8か国、約80人で構成されるチームを率いています。ITの活動領域には、インフラストラクチャ、ビジネスアプリケーション、コラボレーションとコミュニケーション、セキュリティとコンプライアンスなど、すべてのIT分野が含まれます。 これらの各領域で、不具合の管理、リクエスト管理(新しいビジネス要求時のサポート)、および変更管理(新しいプロセスやツールの場合のサポート)といった業務を担い、全社員を積極的にサポートしています。 ITセキュリティは、デジタル攻撃の増加と新たな個人的な規制によりますます重要になっているのです。

印象に残っているエピソードを
教えてください。

Question-4

日本、ドイツ、米国の経営陣向けに、新しいビデオ会議システムを導入したことです。対面ミーティングの様なビデオ会議参加への設定することにより、移動時間、労力、およびコストの節約を実現することができました。求められたのは、会議におけるコミュニケーションの質の向上と議題へのより深い理解を実現すること。そのため、システムの導入過程においては、管理者と緊密に連携をとり、彼らのニーズと必要なものを理解することに非常に注力しました。その結果、経営陣からは、新たなシステムが非常に役立っており満足しているというコメントをもらうことができ、現在でも設定状況を常に監視し、必要に応じて調整および改善を行っています。

今後の目標やビジョンについて
教えてください。

Question-5

私は、新しいテクノロジーが新たなビジネスチャンス、ビジネスプロセス、ビジネス上の意思決定において推進力になると考えています。 これからのITは、情報の収集と提供だけではなく、「情報を最大限に活用するための分析」により多くの時間を使っていかなければなりません。そのために、当社のデジタル変革を推進し、デジタルアクティビティとアナログアクティビティの適切なバランス(TechQuilibrium※)を見つけていきたいと考えています。そして、それはリーディングカンパニーとしての差別化につながると信じています。
※Technology(テクノロジー)とEquilibrium(バランス・均衡)を合わせた造語。既存ビジネスとデジタル技術の融合によって生み出されるデジタル化の度合いを定義する、技術的な均衡点を表す。
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