海外での経験を生かし、
ワンチームで
フィールドサービスに取り組む 08

フィールドサービスエンジニア

環境情報学府環境システム学専攻修了 | 2011年入社

※本内容は2019年11月取材時のものです。

アドバンテストに入社を決めた
理由を教えてください。

Question-1

大学で半導体材料の研究をしていたため、半導体業界を志望して就職活動を行っていました。当時は、日本の半導体メーカーはシェアを失っていた時期でしたが、半導体製造業界にはトップ企業がたくさんあり、当社もその一つでした。研究室で実際に製品を使っていたため親しみを感じていたこと、工場見学のとき、他社に比べて先輩社員たちが壁を作らず気軽に話しかけてくれたことがアドバンテストへの入社の決め手になりました。新人研修期間の1年間は、現所属部門だけでなく、開発部門、製造部門などさまざまな部門で研修を行いましたが、そのときの経験とコネクションが今の仕事にも生きています。

現在の仕事について
教えてください。

Question-2

フィールドサービス本部テクニカル部に所属し、海外販社フィールドサービスエンジニア向けに、当社が製造・販売している製品の販売後の技術サポートを行っています。具体的にいうと、世界中に設置されている当社製品に不具合が発生した場合、現地販社のエンジニア経由の問い合わせに対して関連部署と協議し適切なソリューションを提供するのが役目です。必要があれば、海外出張してお客様に説明したり、直接トラブルシューティングを行ったりすることもあります。

仕事のやりがいや魅力について
教えてください。

Question-3

当社は国内のみならず、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国の海外販社と連携し、グローバル規模でビジネスを展開しており、売上高に占める海外売上比率は9割を超えています。フィールドサービス本部は日常的に海外と接する機会が多く、常に世界を意識して仕事に取り組めるのが醍醐味です。
私たちの対応が当社の評価に大きな影響を及ぼすため、責任が重いのは事実です。一方で、海外のフィールドサービスエンジニア、システムエンジニア、開発、品質保証、営業といった関連部署の要求をまとめた上で、最適なソリューションを提供し、問題が無事解決したときの達成感は何物にも代えがたいものがあります。言語や文化の壁を越えて世界各国のメンバーやお客様と信頼関係を築いていけるやりがいのある仕事です。

印象に残っているエピソードを
教えてください。

Question-4

私は2014年から2017年まで、Advantest Europe GmbH(ドイツ)へ出向し、ヨーロッパ諸国のエンジニアの技術サポートを担当していました。ドイツに赴任当初は、仕事に対しての考え方ややり方のギャップを埋めるのに非常に苦労したことを覚えています。テスタのトラブルは、お客様の生産計画の狂いにつながるため素早い対応が必要になるのですが、日本と海外を比較すると、海外のお客様の方が正確な対応に加えスピード感を求める傾向があります。しかしながら、海外からの技術サポート依頼は、お客様からではなく海外販社を通しての依頼となるため、状況を正確に把握するのが難しいケースが多々あります。そのため、私はコミュニケーションの取り方を工夫し、より意識的に対応のスピードを上げられるように改善活動に取り組みました。海外での技術サポートを経験を通して、それぞれの業務ごとに適した対策と実行を行うことの重要性などを実感し、仕事に対しての意識が大きく変わった出来事です。

今後の目標と学生のみなさんへの
メッセージをお願いします。

Question-5

海外赴任を経験したことにより、国内外に限らずお客様にはワンチームで対応する必要性を強く感じ、帰国後は海外販社エンジニアを集めてワークショップを開催し、トラブル事例の共有化を図ったり、技術トレーニングなどを実施するなど、年に数回程度は海外販社に出張しトラブルシューティングを実施するようになりました。こうした改善活動については、企画内容、目的が明確であれば、会社側も全面的に応援してくれます。会社が常に前進する姿勢を持っているからこそ、若手のそうした意見にも耳を傾けてくれる。これは当社の大きな特徴だと思います。将来的には、新しいサービス創造を通してお客様にまだ見ぬ価値を提供し、フィールドサービスのビジネスを今後さらに伸ばしていきたいと考えています。
当社ではやる気があれば、若いうちから重要な業務につけるだけではなく海外を舞台に活躍することも可能です。海外志向が強い方には、その願いを叶えるチャンスが多い環境だと言えますし、福利厚生や人事サポートも充実しているので海外勤務でも日本と同様に安心して業務に専念することができます。
ADVANTEST CORPORATION RECRUIT SITE