
HR
Development
教育・研修制度
人財育成基本方針
アドバンテストグループ(以下、当社)は、人財を当社の持続的成長に不可欠な人的資本として捉え、人財の育成は人的資本への投資であり、育成により高めた「個人の力」とこれを活かす「組織の力」の両輪が従業員エンゲージメントを高め、当社の企業価値向上を推し進めると確信しています。The Advantest Way、コア・バリュー「INTEGRITY」を礎に、技術戦略や卓越した経営戦略のもとで、人財開発フレームワークに基づき、積極的、継続的かつ公正に人財の育成に取り組みます。

キャリア自律
私たちは、従業員が積極的にキャリアアップすることを奨励し、目指すキャリアに求められる経験や知識を得るためのリソースやサポートを提供します。
グローバル人財
私たちは、長期的な視野に立ち、グローバルな視点で専門性やマネジメントリテラシーを高める機会を提供し、人財を育成します。
最先端人財
私たちは、経営理念「先端技術を先端で支える」を実現するため、長所をさらに伸ばすことにより、最先端にチャレンジするハイパフォーマーの育成を目指します。
Advantest Development Framework
私たちは、The Advantest Wayおよび経営戦略に基づき、当社の全ての従業員のため、キャリアアップに求められるスキルをAdvantest Development Frameworkとして表し、必要なリソースを提供します。
Advantest Development
Framework
長期的に企業価値を向上するためには、従業員一人ひとりが自分の役割を明確に把握し、個人の能力を高める必要があります。また、その個々の力を合わせてグループの力としてグローバル・ビジネスの舞台で十分に発揮されることが求められます。そのため、アドバンテストが従業員に求める基礎力、応用力、マネジメント能力、シニアマネジメント能力を「Advantest Development Framework」として定め、グローバルで全従業員に向けて2022年1月に公開しました。それと同時に全従業員が自律的にスキルを高め、キャリアアップできるよう2つのeラーニングのプラットフォームを導入しました。これらは現地の慣習やルールに適応するべきところもあるため、各国の人事がそれぞれ運用を決める体制となっています。
アドバンテストでは自己研鑚に励み、高度な専門知識や幅広い教養を身につけようとする従業員を積極的に支援しています。

新入社員の教育・研修
アドバンテストでは、上記の人財育成方針に基づき、あらゆる階層で充実した教育研修プログラムを用意しています。ビジネススキルをはじめ、プロフェッショナルとしての知識を身につける技術研修、世界で活躍できる人材となるためのグローバルコミュニケーションなど、体系的に学べる環境を整え、一人ひとりの成⻑を支援しています。絶えず変化するビジネス環境に適応するため、研修内容に応じて、内部・外部の講師を使い分け、各分野の専門家によるプログラムを用意するとともに、社員教育を専門に行う(株)アドバンテストアカデミーと連携をはかりながら、教育体系・内容の充実をはかっています。
※ご参考:2024年度研修スケジュール
エンジニアの育成
世の中の先端技術を支えているアドバンテストで、特に力を注いでいるのが、エンジニアの教育です。基礎知識から最新の技術動向について幅広く学ぶことができる、独自のプログラムを用意しており、グループの従業員であれば、誰でも参加することができます。
プログラムのなかには、ベテランのエンジニア社員が講師になるものもあります。例えば、設計品質をテーマとしたものでは、設計業務を担当する社員が自身の経験を基に、品質維持と向上に欠かせない基礎技術について講義します。社内に講師を招くコースは、エンジニアやマネジメント層からの要望により実施し、変化の激しいビジネス環境に順応できるよう支援しています。
これらのプログラムや開発・設計現場でのOJTを通して、技術的な知識だけでなく、アドバンテストのDNAも受け継がれていきます。
ソフトウェア関係
「ソフトウェアエンジニアリングフォーラム」を1992年から現在まで延べ200回以上開催しています。海外を含む社内外の講師から、アジャイル、AI、GPUなど最新の技術情報はもちろん、セキュリティ関連や世の中の時事情報まで幅広く学べる場になっています。2023年度は、IT部門などの社内からの発表の他、品質、AIサービス、コンテナ技術など社外からの発表も数多くありました。
また2019年からはエンジニアの興味関心を継続的に共有しあえる場として「Advantest Engineering Friday」が始まりました。ここではテーマごとに気づきを共有しあい、組織とは異なるコミュニティとして互いに研鑽しあう場となっています。これらの活動はソフトウェアエンジニアの「知りたい、広めたい」のブリッジ役となり、社内技術交流の場としても活用されています。
その他高度技術講座
外部講師を招いて従業員の関心が高いテーマや最新動向を学ぶ講座、また技術ノウハウを伝承するための講座を実施しています。
2023年度は共催として東京大学d.Lab(Systems Design Lab)によるD2T特別講演会や、社外講師による半導体市場、製造技術、事業戦略の社内セミナーを開催しました。業務に関係するしないにかかわらず幅広いテーマの講演会を設け、エンジニアとしての幅を広げる機会を提供し、モチベーションを高める工夫をしました。
社内で開催する研修以外にも、通学講座に対する支援も行っており、従業員自らの意思と努力による自主的な学習意欲をサポートしています。
今後は、多様な研修や講演会等を開催することで受講者を増やすことはもとより、受講者が学びたいときに学習できる環境(オンデマンド教育)を構築し、従業員自らの自主的な学習意欲をサポートしていきます。